都市空間計画区域

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■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産 URL

2021/05/11 (Tue) 11:13:37

◇◆有名建築家:高松伸氏◆◇

日本で一番有名な建築家と言えば安藤忠雄先生でしょう。

では、他の建築家で知っている人は?と問われても、3人以上あげられる人は少ないと思います。

建築物に興味がない限り、その建物を設計した建築家を知っている人の方が少ないのが建築業界の現状です。

大阪、もしくは京都に住んでいる人なら、もう2人覚えてほしい建築家がいます。

1人は大阪などでデザイナーズマンションを手掛け、大阪ミナミの鰻谷にあったチルドレンミュージアム(解体)や東京渋谷の公園通にあるユーマックスパビリオン、そして有名なのは南海電鉄の関空特急ラピートをデザインした若林宏幸氏。

そしてもう1人がポストモダン建築やロボット建築をデザインして高松伸氏です。

そんな高松伸氏が1990年代にノースウエスト航空のCMに出ていた動画を発見。

建築に興味ない人からすればはっきり言って、『誰やねぇん、この人!?』っな感じでしょうが、建築マニアにすればこのCMを発見した時の高揚感はハンパありません。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産 URL

2021/05/11 (Tue) 11:14:29

◇◆有名建築家:高松伸氏◆◇

では、高松伸氏の有名建築物を掻い摘んで紹介します。

大阪で最も有名だったのがミナミの戎橋北詰にあったキリンプラザ大阪です。

建築物に興味がなくても、あのデザインは絶対に忘れられないくらいインパクトを残すでしょう。

ただ、残念な事にキリンプラザ大阪は数年前にビール会社のキリンが売却し解体されました。

今では真っ白な箱型のビルが建っていますが、まったく面白みも何もありません。

しかし最近、話題となったのは、新コロ前には地価が全国トップに上昇し、そして2021年の公示地価で全国トップクラスの前年比-26%との下落率になりました。

それでも1坪あたりの単価は2021年で6975万円で、バブル崩壊後から10年近くは1坪あたり600万円前後だったと記憶しています。

このビルの路線価は国税庁に2度の減額補正(下方修正)をしてもらうくらい、散々たる不動産価値です。

まだキリンプラザ大阪が存在していた方がインスタ映えして価値もあったように思えます。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産

2021/05/11 (Tue) 11:15:05

◇◆有名建築家:高松伸氏◆◇

そのキリンプラザ大阪の斜め前に建つ大阪で最も記念写真を撮られるグリコのネオンが掲げられているビルも高松伸氏の設計です。

観光客はグリコに興味を惹かれますが、建築マニアはその建物に興味が湧きます。

ただ、あの建物は消防署のため、あまりデザイン性を感じる事はできません。

完全にグリコのネオンに、建物の存在感が打ち消されています。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産

2021/05/11 (Tue) 11:15:36

◇◆有名建築家:高松伸氏◆◇

道頓堀から少し南に下った御堂筋と千日前通の交差点角地近くに建つ三角形の立体に瓢箪をくり抜いたような建築物も高松伸氏の設計です。

建物はパチンコ屋と飲食店が入っており、狭くなるにつれ上階はどうなっているのか分かりません。

この建物も当初は、バンジージャンプではありませんが、ゴンドラに乗って落下するアトラクションがあったような気がします。

インパクトはありますが、パチンコをしない者にとって利用する機会がありません。

あっ、何度かトイレだけは使用した事ありましたね。

それと、御堂筋挟んで反対側に建っている金融機関の近畿産業信用組合のビルも高松伸氏の設計です。

ですから、大阪ミナミは高松伸氏が設計した建築物の宝庫と言えます。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産 URL

2021/05/11 (Tue) 11:16:04

◇◆有名建築家:高松伸氏◆◇

これだけ高松伸氏の建築物に興味を示していますが、実は高松伸氏がデザインした作品の中で、一番好きだったのは名古屋にあったディスコの“ダンスホール”です。

名古屋に住んでいた時、何度も通いましたね。

当時のディスコはマハラジャに代表されるようにハイエナジーからユーロビート全盛時代でしたが、この“ダンスホール”はハウスなどを掛けておりカッコいい空間でした。

オープン当初、音楽プロデュースが細野晴臣さんでした。

カッコ良くない訳ないですよね。

たしか細野晴臣さんが作曲した“ダンスホールのテーマ”なる曲があったと聞いた事あります。

どんな曲だったのかは知りませんが。

この“ダンスホール”はIDX(イデックス)という飲食店を運営している会社が手掛けており、たしか八木さんが経営者だったかな?

居酒屋の“やぎや”の店名はそこから来てました。

本業は井出商事という昼間の堅い会社だったような?

こちらの経営者が井出さんで、井出さんと八木さんは親戚だったと記憶してます。

IDX(イデックス)は高松伸氏がお気に入りだったようで、もう1つ“スクール”と言うディスコの設計を依頼しています。

ネット上で“ダンスホール”と“スクール”の店内画像は出てくると思います。

今見ても、ほんまぁカッコいいわぁ。

ちなみにネット上で出回っているディスコ画像は、ほとんどがウチが別サイトで公開していた画像ですね。

当方が運営していたディスコサイトは根強い人気がありましたが、サーバー契約終了によりサイト閉鎖してしまいました。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産 URL

2022/03/18 (Fri) 19:44:22

◆◇赤坂ムゲン&北山創造研究所◆◇

建築物とディスコつながりでもう一つ。

日本ディスコ文化の発祥は、東京の赤坂にあったムゲンと言われています。

赤坂ムゲンのオープンは1968年で、50年も昔のディスコです。

なんと!

この赤坂ムゲンのプロデュースをしたのが、世界的な建築家の安藤忠雄さんの双子の弟の北山孝雄さんです。

建築物とディスコがここでも深い縁で結ばれていたとわ。

北山孝雄さんは北山創造研究所を創設し、商業施設など空間プロデュースをしています。

安藤兄弟はそろって同じデザインの道を歩んでいました。

やはり血は争えませんね。

◇◆道頓堀不動産◆◇

Re: ■デザイナーズ系建築家:高松伸氏 - 道頓堀不動産 URL

2022/03/18 (Fri) 20:13:24

◇◆バブル期の商店建築の引取手募集◆◇

この3月15日に大阪から地方に事務所移転する際、大量の資料や書物を処分しました。

今後も使う事は無いだろうが、捨てるには忍びない書籍もありました。

それは店舗デザインなどが掲載されている“商店建築”という雑誌です。

しかも所有しているのが1985年〜1992年までのバブル時代の“商店建築”です。

多分ですがネットなどで1月〜12月が揃ったバブル期の“商店建築”を取得しようにも、その年の1年分や単月号などはあるものの、ここまではなかなか揃わないと思います。

日本デザイン文化のアーカイブとしても貴重かと思い寄贈する事を思い立ちました。

まず相談したのが、大阪のこども本の森・中之島です。

事情を説明したが、現在は本の寄贈を停止していると断られました。

安藤忠雄先生の作品も数多く掲載されているため、次に安藤忠雄建築研究所に交渉に行きました。

そしたらコロナにより予約なしの来訪は全てお断りしていたため、安藤忠雄建築研究所の建物前から電話して女性の事務員さん(と思う?)に説明し寄贈の旨を伝えました。

一旦は興味を示しましたが、少し待たされて、返ってきた答えが『残念ですが事務所にもその年号の“商店建築”は全部揃っていました。』でした。

まぁ、要らないモノを無理に引取れとも言えないので、結局はダンボール5箱に詰込み地方移転と共に引連れてきました。

書籍のため1箱の重さ尋常ではありません。

かわいそうだったのが引越屋さんのお兄ちゃんです。

作業前には必ず『重いから気をつけてね。』と注意を促しましたが、さすが引越屋さんのお兄ちゃんです。

顔色一つ変えずに淡々と運び出しました。

これが大阪での最後のひと仕事でした。

世の中、思っている以上に現実は自分の思い通りにならない事を、商都の大阪に教えてもらった様な気がします。

移転先に着いてきた“商店建築”ですが、必要な方が居たら条件付きですがお譲りします。

◇◆道頓堀不動産◆◇

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