都市空間計画区域

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■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/27 (Mon) 20:05:11

俺の妹は天然だ。

たぶん、3歳くらいで成長が止まっている。

お嬢様でもなく、お嬢さんでもなく、お嬢ちゃんだ。

先日、回らないお寿司を食べに行った時の事だった。

カウンターに座るなりいなや、いきなり・・・

妹・・・『中トロ、いっちょ~う、それにウニとイクラも一丁!』

出だしから豪華な高級ネタで攻め立てる。

俺・・・『いきなりすごいネタから行くな。』

妹・・・『お財布に1000円しかありません。』

俺・・・『1000円しか持ってないのに、よくトロ頼んだな!』

そんな俺の妹である。

結局、いつも支払は俺だ。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/27 (Mon) 20:05:40

妹はファッションがとても好きだ。

先日、阪急百貨店でえらい高い服を買ってきた。

たぶん大卒初任給くらいの服やと思う。

妹・・・『いいだろこの服、コレクションで見つけてぇん。』

俺・・・『そんな高い服買って、この後の生活は大丈夫かいなぁ。』

妹・・・『お財布に83円しか入っていません。』

もともと貯金するタイプではなく通帳にはお金が入ってなく、本当に現金と預貯金合せても全財産が83円しかないのにケロッとしている図太い妹。

たいてい、その後に出る一言がこれだ。

妹・・・『ちょっとお金貸してぇ~』

ちなみにお金を貸しても、返ってきたためしがない。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/27 (Mon) 21:44:50

昨年の夏、妹とソーメンを食べていた時のことだった。

薄くなったソーメンのつゆを飲んだら、出汁の旨味が効いていて美味しかった。

俺・・・『このつゆ、美味しいなぁ。』

妹・・・『そぉうやぁろ、カツオの出汁が効いてて美味しぃねぇん。』

俺・・・『ふぅーん、カツオの出汁かぁ。』

とっ、つゆのボトルを見ると、パッケージに“ヤマサの昆布つゆ”と書いてある。

しかも、“昆布だから味まろやか”そして”昆布のチカラ“と三立てで昆布を強調していた。

俺・・・『このつゆ、昆布のチカラって書いてあんでぇ。』

妹・・・『えっ?』

たかが昼食のソーメンでこれだけボケられるのも、ある意味、才能かもしれない。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/29 (Wed) 00:21:40

妹はこんなんやけど、実はルイヴィトングループで働いていた。

しかも、ファッション業界ではやり手やった。

フランスはパリで、当時のルイヴィトン社長だった郷次郎さんに食事をご馳走になっている。

当然にルイヴィトン社長だから、行くレストランもセーヌ川沿いの五つ星レストランだ。

そのレストランは鴨のロースが有名らしく、お客さんは必ず注文するほど名物らしい。

ご馳走になるメンバー全員の前に鴨のロースが出される。

ただ、妹は鴨料理が嫌いで、せっかく郷次郎さんがご馳走してくれた鴨のロースを、食べたふりしてサラダの葉っぱの下に隠していたそうです。

妹自身は誰にもバレていないと思い一生懸命に鴨のロースを隠していたつもりだが、妹の近くに座っていた郷次郎さんはたぶん、この子何なにやってるんやろ?っと思っていたに違いありません。

どんなにお洒落で高級なレストランでも、そんなことはお構いなしに、自分の信念を曲げず全開に個性を発揮する妹は、あっぱれである。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/29 (Wed) 11:04:54

妹は甘い物が大好きだ。

あんこはもちろん、ケーキのモンブランには目がない。

ケーキの上に載っている栗のクリームが大好物らしく、確かにあの部分は美味しい。

スーパーで2個入りモンブランを買ってきてた時のこと。

俺と妹、2人に与えられるもは1人1個だ。

小学生低学年でも計算できる常識。

妹は我慢と忍耐という言葉を身に付けていない生き物。

見た物は真先に口に入れる動物的本能を兼ね備えている。

当然にモンブラン1個をすぐに完食。

俺は食べたいと思った時の気分で食べるため、残りの1個は冷蔵庫の中で保存。

次の日、仕事に行く前、妹にくぎを刺す。

俺・・・『仕事から帰ってからモンブラン食べるから、食べたらあかんで。』

妹・・・『そんなぁん、食べへぇんよぉ。』

そして家を出る。

晩、仕事で疲れた身体を引きずり家に帰ってきて、頭脳は糖分を欲している。

冷蔵庫にはクリームたっぷりの美味しいモンブランがある。

食べたい時に食べる、それが今だ。

冷蔵庫を開けると、そのモンブランは確かにあった。

しかし、何か様子がおかしい。

ふっくらクリームが乗っているモンブランの形が変なのだ。

表向きは普通に見えるが、モンブランを裏返すと、後ろ半分が食されているではないか。

食されていると言うより、何か動物にかじられたような歯形が付いた感じで後ろ半分が無くなっている。

さっそく妹の部屋へ駆け込む。

すると、俺が口を開く前に、妹からの開口一番。

妹・・・『黙って食べろ。』

俺・・・『冷蔵庫の… ケーキが無くて… あの…』

妹・・・『文句を言うな、半分残っているだけありがたいと思え、本来だったら全部食べるとこだ。』

俺・・・『朝食べへぇん言ったのに…』

妹・・・『朝言うことと、昼言うことと、夜言うことは違うんだ、文句言わぁんと黙って食べろ。』

俺の思いを聞き入れる間もなく、間髪入れず10分近く、このような調子で攻め立てられる。

そうすると、だんだん俺が悪い様な気がしてきて、確かに半分だけ残してくれていたから、妹には感謝しなければいけないと思うようになった。

残り半分のモンブランを感謝して食べながら、妹は人類史上、最強の生き物だと感じた瞬間でもあった。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/04/29 (Wed) 19:21:03

ルイヴィトンジャパン時代の妹は、フランスはパリへ出張によく行っていた。

小洒落たパリジェンヌといきたいところだが、そこは天真爛漫、純粋無垢の妹。

どこの国に行っても染まることはないお嬢ちゃん。

パリコレクションが終わり、宿泊するホテルに行き、ホテルマンに客室に案内される。

俺はフランスにも、パリにも行ったことないから分からないが、パリのホテルは日本と違い、昔からある石造りの建物を改装してホテルに使用していると妹は言っていた。

妹が部屋に入ると2階になったメゾネットタイプ。

下階はソファや浴室など、上階がベットルームになっていたそうだ。

荷物を片付け用事を済まし、階段をのぼって上階に上がると、そのベットルーム奥の片隅にナポレオンのような昔の将校の格好した男性が居たと言う。

その将校と目が合う妹、そして…

将校・・・『来るな!。』

妹・・・『行くか!。』

2人の出会いはそれで終わった。

妹は一目散に下階に下りて、怯えながらソファに座り幼い頭で一生懸命に考えていた。

寝るには上階のベットルームに行かねければならない。

上階に行けば、将校の幽霊が居座っている。

怖くて行けない。

そして、ひらめいた妙案が部屋を変えてもらう事だった。

早速、1階のフロントに行き、ホテルマンに事情を説明して部屋をチェンジしてもらう交渉にでる。

しかし、重要なことを忘れていた。

妹はフランス語がしゃべれない。

日本語ですら、若干怪しい。

そこで、ありったけの語学とジェスチャーを使って、ホテルマンに伝えたのがこれだ。

妹・・・『ワーンフロア、ツーフロア、チェーンジ、ツーフロア、ウー。』

この“ウー”のところは、両手を下に垂れさせ、日本で言うお岩さんみたいな格好をしたという。

それを見たホテルマンは、首を傾げていたと言う。

妹は何度も何度もお岩さんポーズで“ウー”を連発しても、ホテルマンに一向に伝わりません。

妹・・・『ウー、ウー、ウー。』

ホテルマン・・・『ノォン、ノォン、ノォン。』

そこに救世主が現れる。

たまたまこのホテルに宿泊する日本出張の伊藤忠商事のビジネスマンがフロントに来て、妹とホテルマンのやり取りを見て声を掛けてきたという。

ビジネスマン・・・『どうされましたか?。』

妹・・・『部屋に… 2階に… 幽霊が… ウー。』

半べそかきながら説明する妹に対し、伊藤忠商事のビジネスマンは代わりにホテルマンに対し説明してくれた。

幽霊話しをそのまま説明するとややこしくなるので、機転を効かしたビジネスマンは、妹は足が不自由で階段を上れないと説明したそうです。

ビジネスマン・・・『ペラペラ、ペラペラ、ペラペラ。』

ホテルマン・・・『ウィ、ウィ、ウィー。』

世界を飛び回る商社マンは出来が違う。

ホテルマンもその説明に納得したようだが、ただ、その日はホテルの客室は満室だった。

で、妹が案内された部屋とは、建物の奥底にある従業員の休憩室に簡易なベットを置かれて、そこで寝かされたという。

それでも幽霊との相部屋よりはマシとばかりにグッスリ寝て、次の日のパリコレクションに挑んだ妹は、やっぱりタフやと思う。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/05/01 (Fri) 20:53:18

家庭の食庫には、長期間保存のきく食品がいくつかはあると思う。

その代表はインスタントラーメンだったり、レトルトカレーだったりする。

それら食品は、体調が悪かったり、雨が降って買物に行けなかったりした時の非常食でもある。

冬の雨降りの日などは寒いし、雨に濡れるのがいややぁから、そんな時こそのインスタントラーメンやレトルトカレーの出番である。

ウチにもレトルトカレーが10個ほどストックされている。

いやぁ、されていたと言う方が正しい。

ある晴天だった日の夕刻、帰宅するとキッチンシンクにカレーを食べた痕跡が残る皿が放置されている。

もしやと思い、食庫の扉を開けてレトルトカレーを取り出そうとしても、レトルトカレーをつかむ事ができない。

10個ちかくあったはずのレトルトカレーのポジションにはなにも無いのだ。

犯人はすぐに想像がつく。

俺・・・『ここにあったカレー食べたやぁろ。』

妹は悪びれもせず、こう返してきた。

妹・・・『毎日、1つずつ食べた、また買っとぉいてぇ。』

俺・・・『あのねぇ、カレーは雨の日とか買物に行けない時に非常食として食べるもので、今日みたいに晴れた日とか買物行ける日に食べるもんやぁないんやぁでぇ、緊急事態の時に食べるもんやぁでぇ。』

妹・・・『今日がその時だ!』

俺・・・『… 』

レトルトカレーの食べ時の話しはこれで終わった。

ウチには非常食は備蓄されていない。

いや、備蓄できないが正解だ。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/05/03 (Sun) 18:01:57

もうすぐ暑い夏がやってくる。

この10年で猛暑を超えた撃暑になっている様に感じる。

数年前の8月、その日も記録的な猛暑だった。

仕事が早く終わり炎天下の中、日影を探しながら家路を急ぐ。

早くエアコンの効いた家に帰りたい。

妹は我慢と忍耐を持ち合わせていない生き物。

こんな日は、地球温暖化なんてなんのその、エコ無視で間違いなく朝から冷房をガンガンかけている。

それを期待して家に帰り、猛暑で熱を帯びた身体を瞬間冷却するがために、エアコンをかけている妹の部屋のドアを開ける。

ムゥワァ〜〜 熱風

俺・・・『なぁ、なぁんやぁ? この熱さはぁ!?。』

暑いではなく、熱いである。

その空間でベッドで眠る妹、しかし、息遣いがおかしい。

妹・・・『フゥ、フゥ、フゥ。』

虫の息とは、たぶんこの事だろう。

俺・・・『おぃ、なんやぁねぇん、この熱さぁわぁ!。』

妹・・・『風ナイスにしてぇんねぇん、風ナイスにしてぇんねぇん、フゥ、フゥ。』

風ナイスとは、就寝中に冷房で身体が冷えないように温度と風を調整してくれる機能だ。

もしやと思い、エアコンのリモコンを見ると…

暖房が表示。

頭上のベッド棚に置いてあるリモコンを、横着な妹はリモコンボタンを見ることなく、だいたいこの辺りやぁろという感覚でボタンを押したに違いない。

そのボタンが暖房だった。

俺・・・『おぃ、暖房になってんでぇ!』

妹・・・『えっ!?』

猛暑の外気温より高温多湿だった妹の部屋は、その日、たぶん日本で一番気温の高い地点だったと思う。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/05/17 (Sun) 12:57:12

お家のお掃除。

我が家はマンション住まいなので、メンテナンスなどは戸建住宅よりは手間がかかりません。

ただ、やはり住宅内は自分たちでしなければなりません。

俺は職業柄、その辺りの事は精通しているので問題はありません。

ただ、日常のお掃除となると、やはり面倒くさい。

しかも、妹と2人での生活なのに4LDKとちょっと広めの面積です。

ほぼ、妹の服で埋め尽くされていますが。

このマンションの専有面積、広ければ広いほど良いと思っていました。

10年ほど前までは。

逆に広ければ広いほど掃除する箇所が広く増えるという事です。

この年になると、家の広さが仇となっています。

今更、面積を狭くする事もできず、この広さの家内を掃除しなければなりません。

でっ、掃除の人員ですが、当然に2人で生活しているので、半分ずつに役割分担して掃除をした方が早く済みます。

でっ、妹にそれとなしに掃除を促します。

俺・・・『今日は掃除の日です。 2人でやれば1時間で済みます。1人でやれば2時間かかります。』

妹・・・『うん、うん。』

俺・・・『ねぇ、2人でやれば1時間。』

俺・・・『1人でやれば2時間もかかります。』

妹・・・『そっちでいい。』

結果は俺1人で2時間かけて家を掃除する事になりました。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/06/10 (Wed) 13:59:07

最近、妹は1袋10個入りくらいのレーズンパンが大好物だ。

朝食はもちろん、昼夜問わず、レーズンパンをモグモグ食べている。

10個入りなんて、あっという間に無くなる。

しかも1日もたないため、知恵を付けた妹は2袋買ってくる。

あまりにもモグモグしているので注意を促した。

俺・・・『1日に一気にレーズンパン食べたらアカンやろ、1袋3日くらいかけて食べるもんやで。』

妹・・・『パンは食べるためにあるものやから喜ばしい事だ。』

俺・・・『…』

たぶん、パンも旬のうちに早く食べてもらって喜んでいるという意味だろう。

ああ言や、こう言う妹である。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/06/24 (Wed) 21:59:35

妹の胃袋は犬のように常に空っぽだ。

口癖は『お腹が空いた。』である。

この間も昼頃に起きてきて、この調子だ。

妹・・・『お腹が空き過ぎて元気が出ない。』

俺・・・『何も食べてないのか?』

妹・・・『そやねぇん、朝食べてから昼まで何も食べてないねぇん。』

俺・・・『ふ〜〜ん、てぇ、ちょっと待て、それ普通やん。』

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/07/09 (Thu) 13:59:02

俺の妹は食い意地がはっている。

はっきり言って底無しの胃袋だ。

そのくせ女性らしく、よくダイエットを口にする。

この前もこの調子だった。

どっかの無責任なネットから、断食ダイエットなる情報を仕入れてきた。

妹・・・『今日から断食ダイエット始めるから、いらんもん買ってこんといてなぁ。』

俺・・・『いいけど、朝きっちり食べてたやん。』

妹・・・『昼だけ断食するの!』

俺・・・『それって昼抜いただけやん。』

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺 URL

2020/10/04 (Sun) 21:42:05

昔、テレビ番組の探偵ナイトスクープで、タケモトピアノのCMを流すと赤ちゃんが泣き止み、画面に釘付けになるとやっていた。

『ピアノ売ってちょうだいちょうだい、電話してちょーだい。』と、財津一郎さんと宇宙人みたいなバックダンサーがテンポよく歌うと、あら不思議?

ワンワン鳴いていた赤ちゃんがピタリと泣き止み、テレビ画面にすり寄って行きました。

理由として、歌のメロディが心の感性に響くみたいです。

これは何も赤ちゃんだけでなく、大人でもよくある現象ではないでしょうか?

俺の妹もご多分に洩れず、タケモトピアノの赤ちゃんのような反応をよく示してくれる。

それでは妹の心に響く曲ベスト3を発表します。

〔第3位〕
Guns N' Roses/♪Welcome To The Jungle

これは言わずと知れたガンズ・アンド・ローゼズの名曲。

この曲が掛かると、妹はスラッシュよろしくエアーギターでジャンジャンかき鳴らします。

しかもエアーギターを上下左右に振りながら。

なかなかメタルロックを心得ているようです。

〔第2位〕
Heart /♪ Barracuda

初期のハートのバラクーダ。

たぶん、初めて聴いたその瞬間から反応し、イントロから腰をフリフリ踊っていました。

この曲は知らなくても、確かに踊るわなぁ。

〔第1位〕
Art Attack/♪ Mandolay

ユーロビート前のハイエナジーと呼ばれていた80年代のディスコソング。

妹はディスコに行ったことないのに、この曲には反応してました。

しかも、聴くうちにサビを覚えて『マンドレー、ヘイヘイ、マンドレー、ヘイヘイ』なんて掛け声まで発するように成長してます。

今では妹のテーマソングになっています。

〔番外〕
成田勝/♪ INTO THE NIGHT

原曲はマイケル・フォーチュナティが歌っていますが、妹はなぜか成田勝さんが歌うイントゥ・ ザ・ナイトがお気に入り。

マイケル・フォーチュナティのイントゥ・ ザ・ナイトが掛かっても、妹は『あっ、成田さんの歌だ。 イントゥザナァ〜イト イントゥザナァ〜イト。』とご機嫌に歌っています。

ちなみに成田勝さんとは、80年代に一世を風靡したディスコのマハラジャ麻布十番や青山キング&クイーンを運営していた会社の社長さんです。

ディスコに行った事ない妹は、何に引っかかったんやろ?

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2020/11/19 (Thu) 22:40:49

黄色い新幹線。

東海道・山陽新幹線にはドクターイエローなる黄色い新幹線が走っている。

このドクターイエローの役目は、新幹線の線路や架線などの設備に異常が無いか、確認する車両らしい。

ただ、見た目のインパクトから、子供から大人までに大人気だ。

ドクターイエローの動画サイトを妹に見せたところ、カッコいいと言い出し興味を示した。

どうやら妹はドクターイエローを見た事はなく、その存在すら知らなかった。

俺・・・『えっ!? 黄色い新幹線を見た事あらへぇんの?。』

妹・・・『見た事なぁいねぇん。』

俺・・・『ほぉんなぁら、乗った事もなぁいんやぁ。』

妹・・・『乗った事もなぁいねぇん。 黄色い新幹線に乗りたい。』

俺・・・『黄色い新幹線、そぉんなぁ走ってへぇんけど、新大阪で新幹線待ってたらぁ、たまに来んでぇ。』

妹・・・『何回も新幹線乗ってんのに、黄色い新幹線来た事なぁい。』

俺・・・『それはぁついてなぁいわぁ。』

黄色い新幹線ことドクターイエローの話しはこのあたりで終わった。

とっ、思っていたが、妹にはこの続きがあった。

数日後

妹・・・『黄色い新幹線って、ドクターなんとかって言う新幹線やぁで。 どうやら新幹線を治すお医者さんみたいな新幹線らしいでぇ。』

俺・・・『なんでぇ、そんなぁ事知ってんねぇん。』

妹・・・『新大阪駅に電話して、黄色い新幹線に乗りたいので予約できますか?って聞いてぇん。 そしたら、黄色い新幹線は新幹線を治すお医者さんだから、一般の人は乗れませんって言われてぇん。』

俺的には、妹をからかって冗談を言ったつもりが、まさかJRにまで電話してたとわぁ。

冗談もきちんと後始末つけとかないとエラい事になる事を、今回、俺は学びました。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺 URL

2020/12/29 (Tue) 11:24:39

5年~6年ほど前だったか。

妹が大病を患わい入院して大きな手術をした。

手術は無事成功し、めでたく退院して自宅で療養してた時、ラジオからシンガーソングライターの馬場俊英さんが大阪の森ノ宮キューズモールで無料ライブを開催すると宣伝していた。

それを聞いた妹は、馬場さんのライブをとても観に行きたがり、病み上がりだったが気分転換にいいかと思い連れて行った。

森ノ宮キューズモールに着いて、円形の会場はすでにファンでいっぱいだった。

背の低い妹は人と人の間から馬場さんが歌う姿を一生懸命、観ていた。

馬場さんの名曲“ラーメンの歌”が始まると、熱狂的なファン達が曲に合せて手拍子し、『♪ラーメン』のところは一斉に腕を高く挙げて寸分の狂いもなく見事に揃っていた。

妹は、ファンの手拍子を見よう見まねでやり始めたのはいいが、リズム音痴の妹はどうもテンポがズレている。

『♪ラーメン』のところもファンが腕を挙げたのを見てから、つられて挙げるのでこれもズレが目立つ。

ただ、そんな妹は周りの人達とズレている恥ずかしさなどはまったく関係なく、馬場さんの歌に合せて一生懸命に手拍子をして一緒に楽しんでいた様子を俺は後ろから眺めていた。

1週間前までは病院のベッドの上でいくつもの管を通されていた妹が、こんなに元気になってライブを楽しんでいると思うと、とても考え深いものがあった。

馬場さんの“ラーメンの歌”という永遠に歌い継がれる1本の線が、その日に妹の人生の線と交差して、そして素晴らしい1日を与えてくれた。

たぶん、他の人達も、楽しい1日、うれしい1日、悲しい1日、つらい1日のなか、いろいろな人生で馬場さんの歌と交差していると思う。

1つの歌にも、交差したいくつもの人生に、勇気や希望、そして感動を与えていると感じた瞬間でした。

妹はあれ以来、馬場さんの歌がラジオから流れてくるたび、『森ノ宮に来たら、馬場さんを応援しにいかなきゃ。』と言っている。

また、ズレた手拍子をしに。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2021/04/06 (Tue) 12:40:58

今年も暑い夏がやってくる。

気温が上がれば上がるほど、刺激ある喉ごしの炭酸飲料水が欲しくなるのが人情。

三度のメシより大好きな炭酸飲料水。

そんな俺は、夏が来れば恒例の様に炭酸きつめのペプシコーラを好んで飲んでいる。

その昔、いつもの通りの暑い夏、ギンギンに冷やしたペプシコーラを自宅で飲んでいた。

真向かいにいるのはソファにおとなしく座っている妹。

妹は、ほとんど炭酸飲料水を飲んだ事はない。

ただ、あまりにも美味しそうにペプシコーラを飲んでいる俺を見て、こう言った。

妹・・・『ちょっとシュワシュワ飲ませて〜。』

俺は、妹が炭酸飲料水を欲しがるのは珍しいと思いつつ、酷暑の夏に大人の一歩を踏み出してデビューするにはちょうどいいかと思い、飲みかけのペプシコーラを手渡した。

そしたら妹は、飲み慣れていない炭酸飲料水をスポーツドリンクのようにがぶ飲みした。

炭酸飲料水をがぶ飲みしたら、どういう事になるのか妹は知るよしもない。

結果、当然にこうなる。

ゴクッゴクッゴクッゴクッ




ゲェ〜〜〜〜

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2021/07/22 (Thu) 21:36:26

日本国民全員に推奨されている新コロワクチン。

妹も1週間前に1回目のワクチン接種を済ませてきた。

注射を打った初日は異変は見られなかったが、2日後に足がフラつき崩れるように倒れた。

その後、身体に力が入らず1人で歩く事ができないため、トイレや食事は俺が抱えて介助している。

少し様子を見たが、昨日も初日の様な具合の悪さだったため、素人の俺でも様子がおかしいと思い、本日、救急車を呼んで緊急で病院に行った。

祝日のため病院で血液や血圧など限られた検査しかできず、疾患のある妹は結局のところ原因が分からないとの事だった。

病院でも原因が分からないのは理解するが、問題はその後の対応だった。

病院の説明では、色々と調べたが生命の危機的状況は見られないから、今日は家に帰って、来週の月曜日に外来で来てくださいとの事だった。

いやっ、まともに歩けない状態なのに、命に別状はないから家に帰ってくれって、どういう事やねん。

しかも今日から東京オリンピックに合わせた4連休で、その間、妹はこの辛い状況で生活しろって言うのか。

とりあえず詳しい検査は月曜日でもいいから、その間に何かあったらいけないので、入院をさせて欲しいと頼んでみた。

それでも病院の答えは変わらず入院はNOだった。

俺は、国家の首脳が安心安全の確保ためワクチン接種を推奨し、問題が生じたら対応すると宣言していたと記憶している。

さらに、本来だったら本日は平日で普通に外来で受診できるはずだったのに、東京オリンピック開催に合わせて4連休にしてしまった。

新コロ感染拡大時の東京オリンピック開催は、どんな事があっても日本国民の安心安全な生活を維持すると約束した筈だ。

新コロ防止のワクチン接種直後に体調を崩し、さらに東京オリンピック開催のため病院で診察出来なかった妹。

この辺りの経緯を病院の担当者に問い合わせた。

それでも病院の規定により新コロ関連での体調悪化では入院できないとの一点張り。

入院できないのは理解した。

最後に病院の担当者や看護師の前で、壁などにしがみつきながらフラフラ歩く妹を見せて、『この状況でも家に帰って普通に生活はでき大丈夫と病院は判断した。』と了承を迫った。

そしたら病院の担当者は『ワクチン接種後の1週間くらいで普通に歩ける様になるから大丈夫だと思う。 新型コロナに関しては国と大阪府が責任を持っているから問題が生じれば全面的に対応してくれる。』と語った。

俺の責任の取らせ方は、謝罪や辞任、それにお金ではない。

今後、妹や罪なき国民が少しでも苦しんだり辛い思いをしたら、新コロ関係の当事者、および、東京オリンピック関係の当事者、それにその当事者の親や子供に孫、親族、先祖子孫まで、国民の健康と生命の重みを担保にした責任を取って頂く。

それは、この世であれ、あの世であれ、それ相応の償いはしてもらう。

その様に京都伏見の天女母神にお願いしておきました。

東京オリンピックではすでに、取り憑いた悪霊の仕業が出ているが、京都伏見の天女母神が怒ったらこの程度では済まない!

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2021/12/07 (Tue) 19:51:40

東大阪の病院が言うように、国と大阪府の関係者が順番に責任取る事になりましたね。

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺 URL

2022/01/01 (Sat) 11:23:14

人は本来、言葉で会話するのではなく、心で会話するもの。

さよなら、日本。

ありがとう、地球。

こんにちわ、宇宙。

Diana Ross /♪ Thank You

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2023/12/17 (Sun) 12:43:25

遠く薄い記憶やねぇんけどぉ、2022年7月8日に“2020東京オリンピック誘致”に注力を注いだ関係者に何かありましたなぁ〜

大阪府は今、何かお困りな事はおまへぇんかぁ?

無職無収入のこんな俺でも良かったら、ご相談に乗りまっせぇ!!

Re: ■俺の妹/20200425 - 俺

2024/02/14 (Wed) 15:02:04

都筑

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